私が使っているパソコンは2台が常に稼働しており、1台は予備パーツを寄せ集めて一応動く状況です。
パーツ構成は次のとおりです。簡単に書きます。
メインPC | サブPC | 予備PC | |
用途 | 動画編集 | 動画再生、ゲーム | ネット閲覧 |
CPU | Core i7-8700k | Core i7-6700 | Core i7-4770K |
マザーボード(チップセット) | Z370 | H170 | Z87 |
メモリ | DDR4 PC4-21300 8GB×2 (16GB) | DDR4 PC4-17000 8GB×2 (16GB) | DDR3 PC3-12800 8GB×4 (32GB) |
グラフィックボード | GTX1060 | GTX 750Ti | なし(オンボード) |
電源 | 800W | 850W | 850W |
制作時期 | 2018年3月 | 2016年3月 | 2014年5月 |
約2年に1回のペースで、CPUとマザーボードを交換しています。今回は、消費税増税の前という口実もあり、メインPCの更新をします。
PC自作の良さは、中心的パーツ以外は部分的に交換できることです。メインPC、サブPCともにCPUクーラー(水冷)の不調、ケースファンの異音の発生などから、部分的には新品に置き換わっています。
PCケースは頻繁には交換しないパーツですが、今回はケースの新調も含みます。
私のPCを組む上での重要なポイントは、動画エンコードに使うという点です。この度は、かなり高額ではありますが、CPUに「Core i9-9900k」を使うことを前提とします。
CPU:Core i9-9900k
第9世代CPUの比較
モデル | Core i9-9900K | Core i7-9700K | Core i5-9600K |
---|---|---|---|
コア/スレッド | 8/16 | 8/8 | 6/6 |
キャッシュ | 16MB | 12MB | 9MB |
ベースクロック | 3.6GHz | 3.6GHz | 3.7GHz |
TB時最大 | 5.0GHz (1/2 Core) | 4.9GHz (1 Core) | 4.6GHz (1 Core) |
対応メモリ | DDR4 2666 | DDR4 2666 | DDR4 2666 |
TDP | 95W | 95W | 95W |
私の現在のメインPCのCPUは第8世代CPUです。その性能は次のとおり。
モデル | Core i7-8700K |
---|---|
コア/スレッド | 6/12 |
キャッシュ | 12MB |
ベースクロック | 3.7GHz |
TB時最大 | 4.7GHz |
対応メモリ | DDR4-2666 |
TDP | 95W |
比べてみると、第9世代といえども「Core i7-9700k」では、あまり性能差がないので、更新するなら「Core i9-9900k」を試してみたいのです。
※なお、さらに上位の「Core X」等は価格面から検討の対象外です。
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サッカーボールみたいな大きな入れ物に入っています。購入後は机の上にかざっていますが、高価なCPUを買ったことへの満足感があるだけで他の効果はありません・・・・。
グラフィック機能が付いていない「Core i9-9900KF」も発売されていますが、購入時点で価格の差があまりなかったので、「K」を買いました。
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マザーボード:ASUS TUF Z390-PLUS
チップセットは最上位の「Z390」を選びました。過去に「H」シリーズのチップセットでUSBの数が微妙に足らなくなって拡張したことがあるからです。
メーカーは、前回「Asrock」で冒険し、UEFI-BIOSの設定画面に慣れなかったので、使い慣れていて安定の「ASUS」に戻りました。
「ASUS」のマザーボードのグレードの中で、無線LAN不要、ATX、SATA×6本を条件に低価格のモノを探します。最終的に「ASUS TUF Z390-PLUS」を選びました。
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後でよく考えると、もう少し安い「ASUS PRIME Z390-P」でもよかった気がします。
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メモリ:DDR4-21300
メモリの規格は、前世代PC制作時(1年6ヶ月前)と変わっていないのですが、価格が大きく下がっています。前回購入時には23,000円した同じ規格のメモリが、7,700円の時期があったのです。
短期でも購入時点で大きく変動しており、2019年7月末頃に最も安いと思っていたら、8月中旬には2週間で2倍近くにまで高騰、さらに9月に入ると再び8,000円台になっていました。
消費税の増税のタイミングよりも、価格の変動のタイミングを見極める方が難しいようです。
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SSD:M.2 NVMe 1TB
実は今回の最大の注目ポイントは、ココです。
前世代のPCで「M.2 NVMeのSSD」を導入しているものの、容量の問題でOSのドライブに活用するにとどまっていました。動画編集が少しでも楽になるように、「INTELのOptaneメモリ+HDD」の組み合わせでやってきたのです。
「M.2 NVMeのSSD」の容量を1TBにすれば、動画のファイルをOSと同じドライブで処理できるようになるため、HDDで作業する速度とは比べものにならなくなる・・・はずです。
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マザーボードのスロットによっては、「M.2 NVMeのSSD」用の熱対策がされているのですが、壊れてしまってからでは遅いので、念のためヒートシンクをつけます。
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グラフィックボード:GTX1660Ti
CPUは「KF」ではなく「K」にしたし、マザーボードにHDMI端子があるし、費用を抑えるためには「グラボなし」でもいいのですが、せっかくの「大型アップデート」だし・・・・。
なにより動画のエンコードには、グラボの性能が関係します。(動画編集用ソフトによります。)
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このあたりが「ちょうどいい」感じです。
CPUクーラー:空冷 虎徹MarkⅡ
2・3ヶ月前にサブPCを冷やしていた水冷パーツから異音が発生するようになり、こちらのパーツに交換したところでした。今回は3台のパソコンからパーツを相互に流用しました。
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ケース:ATX Define R6
サブPCのケースである「P100」が不調となったため、新調です。
※不調の原因は後日記事にします。
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電源:850W
電源は流用品です。玄人志向 KRPW-PT-850W (2013年購入)、かなりの年代物ですがまだまだ活躍してもらいましょう。
今、購入するとしたら、次のモノあたりがおすすめです。
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性能比較
さて、組み上がったPCと前世代PCとの性能差が最も顕著だったのは、動画のエンコードにかかる時間が半分以下になったことでした。
第9世代CPUのパワー、恐るべしです。
オンラインゲームFF14(ファイナルファンタジーXIV)のベンチマークで比べてみました。
そして、前世代PCが次のとおりでした。
動画のエンコードより性能差が出なかったのは、グラボに頼るところが大きいからでしょうか。
ちなみに、前前世代PCでも結果は次のとおり。
おお・・・。ところが、普段このゲームをやってるのは前前世代PCです。
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