冒険王に連載されていた桜多吾作版の「グレートマジンガー」です。
同じ桜多吾作さんの「マジンガーZ」からの続編で、アニメとも原作の永井豪版とも少し違うテイストのマンガでした。
オリジナルキャラクターの「ミサトさん」が、「マジンガーZ」の中盤からお色気担当として出ていたんです。(よく調べると、ボスのいとこ役でアニメにも登場してました。)
前作「マジンガーZ」の作中で頭のおかしくなった「兜甲児(ご存じマジンガーZの主人公)」に追いかけられて、裸で逃げ回るなど、当時小学生の私には刺激的なシーンもありました。そういうコミカルな展開もあって、「ミサトさん」に親しみも持っていたわけです。
続編となる「グレートマジンガー」にも後半になって登場し、やはり「剣鉄也(グレートマジンガーの主人公)」にキスされたりと和む(?)場面の要員(セクハラ要員?)だったのですが、終盤、敵の幹部「ヤヌス侯爵」(意思のある巨大ロボットです)に捕まり、爪で引き裂かれて惨殺されてしまうのです。
体の中心を縦に引き裂かれ、内臓や血が吹き出る表現、そのまま地面にぽいっと投げ捨てられ、「グシャッ」という音、半分になって地面に横たわる顔。
その絵が強烈すぎて、目に焼き付いてしまい、気分が悪くなって頭痛がしたのを今でもよくおぼえています。
最近になって、このマンガを読んでみたところ、記憶の中のシーンと少し差があるというか、小学生の時の衝撃ほどではないんですよね。
大人になっていく中でもっともっと衝撃的なモノを見てきたからかもしれません。