まだ我が家に最初のねこ「ちゃと」がきたばかりの頃、普段一番そばにいるのは私でした。ねこトイレの掃除も私、膝の上にのせているのも私でした。
しかし！
私が呼んでも自分から寄ってくることがないのに、妻が呼ぶと、うれしそうに寄っていくのです。
むむっ！
くやしい。子供の頃飼っていた犬は私にとてもなついていましたから、ねこであってもできれば私になついてほしい！！
ネットで調べました。どうやら、ねこは、男性の声が苦手らしいのです。声が大きかったり、声が低かったりすると、怒っているように感じるらしいのです。なんと人間の女性の中にも男性の声が苦手な人がいるようです。人間でも怖いのに、小さなねこが怖がるのも納得です。
スタートから不利じゃん。男ってことで不利だとは。むむむっ。
妻は、女性の中でも特に声が高い方です。アニメ声なのです。ねこの声の高さでねこと話しています。どうやったら勝てるのでしょうか。
考えました。
子供の頃に犬を飼っていたときはどうだっただろう･･･と、思い返そうとするまでもなく、ひとつのことを思い付きました！
ごはんだ！ねこのご飯を私が作ろう。胃袋をつかむのだ。
それまでもねこのご飯は妻が作ることも私が作ることもあったのですが、それではダメだ、全て私が作ることにしたのです。妻にはその旨を宣言しました。
それからは、私自身が具合が悪い日でもねこのご飯だけは････と、がんばってきました。
ねこのご飯について調べると、ねこの病気について気になることがありました。オスのねこは泌尿器系の病気になるとすぐに重症化してしまうそうで、尿石症などで石が尿道に詰まると死に至ることもあるとか。ねこは水を飲まない傾向もあるようなので、ドライフードだけでなく、ときどきウェットフードを与えるようにするといいそうです。
我が家では、試供品などでいろいろなフードを試した上で食いつきが良かったサイエンスダイエットをメインに、毎回必ずレトルトのウェットフードを混ぜるようにしました。ドライフードとウェットフードの比率は３：１くらいです。
また、最近になってからですが、飲む水にも一応気をつけるようにと、浄水器まで！
これを使うと水を飲む量が増えました。
ということで、毎回毎回３匹のねこのご飯は手間をかけて私がドライとウェットを混ぜ混ぜしています。
努力の甲斐はありました。休日の朝でも、いつもの朝ご飯の時間になると、私の布団の上に乗る(ちゃとの手口)･･･、私の顔をちょいちょいと肉球でさわる(くぅの手口)･･･、枕元でさわぐ（ちぃの手口)･･･などなど、自分で仕掛けたこととはいえ過剰にモテモテになりました･･･。