【PC自作】第8世代CPUが買いたい【用途から選ぶ】

2018年2月20日

パソコンは自作してますっていうと、すごいですねって言われますが、部品をいちから作っているわけでもなくて、ドライバー1本で組んでるだけなんですよね。説明するのも面倒なんで、すごいでしょって顔してますけど。

2ちゃんねるで、こんな言葉がありました。

CPU・・・パソコンの頭脳に当たる部分、ここは重要
メモリ・・・当たり外れの大きな部分、ここは値段で妥協するな
マザボ・・・PCの基礎となる部分、ここは質にもこだわるべき
HDD・・・何より大事なデータが保存される部分、ここは重要
グラボ・・・ゲームや動画再生能力はここで決まる、ここは大事
電源・・・ここがダメになると他のパーツもダメになる、ここは妥協出来ない
ケース・・・一番長く使う。ここから決めるぐらいの大事なパーツ
キーボード、マウス・・・直接触れる部分、ここに金をかけると幸せになれる
モニタ・・・これがダメだとどんなPC組んでもダメ。いいものを買え

結局どれも重要なんですね。

しかし、上図の部品をそろえたら大体できあがりなんですよね。あとはOS(Windows10)ぐらいかな。

パソコンを自作する利点のひとつは、部分的に交換できることです。部分的に交換することでまとめて買い換えるよりも価格を抑えることができます。パーツは日々進歩しているので、最新のパーツが使えるメリットもあります。

私が使っているパソコンは2台あり、メインパソコンで動画の編集やエンコード(動画を圧縮するなどして保存しやすいサイズにしたりすること)や普段サイトを見たりする用途で使っています。もう一台はオンラインゲーム(FF14など)や動画の視聴用に使っています。今のパーツ構成は次のとおりです。

  メインPC サブPC
CPU Core i7-6700 Core i7-4770K
マザーボード(チップセット) H170 Z87
メモリ DDR4 PC4-17000
8GB×2
DDR3 PC3-12800
8GB×2
グラフィックボード GTX 750Ti  GTX1060
電源 850W 800W

とっても簡単に書きましたが、大体わかっていただけますか。電源が大きめなのは、たくさんのHDDをつなぐことがあるためです。メインPCのCPUが約2年前、サブPCのCPUが約4年前のものです。

パソコンのパーツを研究し始めると、すぐに物欲に勝てなくなってしまい、買ってしまうことになるので、普段なるべく目をそらせるようにしております。しかし、最近のCPUが約10年ぶりに大進化を遂げた(コアが増えた)というニュースが入ってくると、研究せざるをえず、結果として買わざるをえない(?)。

というわけで妻を説得し、このたびサブPCのCPUを買い換えようかなと思っています。予算は約10万円です。

CPUを買い換えるとなると、CPUに対応した新しいパーツを買わなければならなくなります。

マザーボードに搭載されているチップセットは、「Z370」です。これ以外の以前のマザーボードはたとえソケットの規格が同じ「LGA1151」であっても使えません

さらに、メモリのチップも最新の「DDR4-2666」に対応しています。「DDR3-XXXX」のメモリと「DDR4-XXXX」のメモリは、物理的に形が違うので取付けられません。

つまり必要なパーツは。「CPU」「マザーボード」「メモリ」の3つです。

PC自作のパーツ換装の中でも最もお金がかかる部分ですが、4年前の部品から最も違いが感じられる部分でもあるので、『おら、わくわくすっぞ。』(野沢雅子さんの声で読もう)です。

CPU

メーカーはIntel社製とAMD社製がありますが、性能面はともかく長い間Intelを使ってきたので、冒険したくありません。なのでIntel社製のCPUについてのみの説明です。

最新のCPUは、第8世代と呼ばれています。デスクトップ用のものは「Core i7-8700」のように8000番台になっています。以前の第7世代は「Core i7-7700」のように7000番台でした。

型が古いCPUは、新しいCPUが出たからといってあまり安くなりません・・・・。なので、これから買うのに古い型を買う必要はありません。

第8世代CPUでは「Core i7-8700」「Core i5-8400」「Core i3-8100」の三種類と、末尾に「K」がつくタイプの「Core i7-8700K」「Core i5-8600K」「Core i3-8350K」の三種類があります。(2018年3月時点)

「K」がつくタイプは、オーバークロックができるタイプです。オーバークロックとは定格を上回るクロック周波数で動かすことで、処理能力を高める手法なんだとか。

ドラゴンボールで例えると悟空の界王拳で倍率を上げるようなイメージでしょうか、2倍界王拳だと強くなるけど体力を消耗するとか。CPUはオーバークロックすると、処理が早くなる代わりに発熱温度が上がったりします。

オーバークロックには「K」

オーバークロックをするかしないかで、型番の末尾に「K」がつくものか、つかないものかを選びます。私はちょっとオーバークロックして遊びたいので、「K」がつく方にします。これで三種類に絞れます。

次は「Core i7-8700K」「Core i5-8600K」「Core i3-8350K」の三種類を比べてみましょう。

コアとスレッド

価格もかなり違いますが、3つのCPUの違いとは?注目すべき点は「コア/スレッド」の数です。コアとスレッドをわかりやすく例えると、「コア」を「スーパーのレジ」、「スレッド」を「レジを操作する店員」とします。

「レジ」は数が多いほどお客様は並ばずに処理できます。4コアよりも6コアの方が早く処理できます。「レジを操作する店員」がひとつの「レジ」をひとりで処理するより、ふたりで処理した方が早いですね。

「i7」では、6つの「レジ」(コア)に12人の「店員さん」(スレッド)が処理を担当しています。たくさんのお客さんが並ぶお店はそれでもよいのですが、お客さんが少ないお店にはそんなに店員さんは必要ないですよね。

用途

私の場合は、動画のエンコードやらオンラインゲームやらの処理能力の高さが必要なことが多いので、「i7」にします。

一般の用途なら「i5」がよいと思われます。第7世代から一番能力に差が出たのが「i5」だそうですから。「i3」は、価格面を抑えたい方にぴったりですね。

CPUクーラー

ちなみに「K」シリーズのCPUにはCPUクーラーがついてないので、別に買いましょう。オーバークロックには特に冷却が必須です。

これは空冷、空気を流して冷やします。ほかに水で冷やす水冷などもあります。

空冷と水冷では、一般的に水冷の方が高価で冷却性能も高いと言われていますが、最近では空冷でもあまり性能は変わらないという検証結果もあるようです。私は今回CPUクーラーは以前のモノを流用します。

使っているパソコンケースによっては、他の部品に当たって取り付けられないこともありますので、CPUクーラーのサイズはよく確認しましょう。

次回はマザーボードの選び方をやりますね。

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