昔、官公庁で使われるパソコンのワープロソフトといえば「LANWORD」表計算は「LANPLAN」でした。今では8インチサイズののフロッピーディスクなんて見たことがある人の方が少ないかもしれない。その後、ワープロは「一太郎」表計算は「ロータス123」になりました。「ロータス123」のマクロを組むのが楽しくて、自宅でもマクロをいじっていました。
「一太郎」で使われていた日本語入力システムが「ATOK」です。仕事でも自宅でも「ATOK」を使い続け、すっかりその操作に慣れきっていたのに、いつしか時は流れ「WORD」「EXCEL」時代になりました。
日本語入力が使いにくい
職場では「MS-IME」しか扱えなくなりました。ああ、なんて使いにくい・・・。漢字変換は思ったものが出てこない、文節は変なところで切られる。ローカルな地名の呼び方は変換候補に出てこないので、手間をかけて単語登録をしていきました。しかし、使い方が間違っていたのか、単語登録をしたはずなのにしばらく時間が経つと出てこなくなる。「ATOK」ならローカル地名でも変換候補に出てくるというのに、なんということだ。小さなことだけどやたらに引っかかることが多いのです。自宅では自由に「ATOK」を使っているため、職場での「MS-IME」の使い心地が余計に際立つのです。
自宅のパソコンでは、「一太郎」「ATOK」を使い続けています。さすがに「ロータス123」は「EXCEL」に移行しVBAもなんとかこなせるようになりました。しかし、日本語入力はどのソフトを使うにも重要です。
単語登録した情報のつまっている「ATOK」のユーザー辞書は、PCを再インストールするたびにきちんと移行できるよう、大切にバックアップを取っていました。
ほぼ毎年新しいバージョンの「一太郎」「ATOK」が登場します。最近では「一太郎」の更新はしていませんが、「ATOK」は、新機能が気になります。何度か「ATOK」単独で購入していたのですが、数年前から「ATOK Passport」に切り替えました。
ATOK Passport
「ATOK Passport」は月額制で契約し、10台までインストールできます。PCだけでなく、スマホにも!
私の契約では、月額309円(税込)で家族のスマホ3台、タブレット2台、PC3台を利用しています。常に最新バージョンが使えるのも大きなメリットです。ローカルで苦労してバックアップしていたユーザー辞書もクラウド上に保存してあるので安心です。
スマホ、タブレット でも使える
スマホでの運用もとても優秀です。あまり日本語入力を意識していない息子も「ATOK」のないスマホをさわる機会があり、入力がしにくかったと証言(?)しています。
ガラケー時代はガラケー独特のキー入力がなかなかできませんでしたが、スマホになって「ATOK」が使えるようになってからはとても使いやすくなりました。
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スマホで使える月額制ではないATOKもありますので、スマホの日本語入力環境にお悩みの方はご検討あれ。
Google日本語入力との違い
最近では、よく聞く「Google日本語入力」との違いはどうなのでしょう。
双方いろいろな意見があるようですが、Google日本語入力との具体的なちがいは次のとおりです。(ごく簡単に)
・Googleは無料、ATOKは月300円(税別)
・ATOKは登録単語が同期できる(別のデバイスでも使える)、Googleは同期できない
「MSーIME」とは比較にならないほど使い勝手は良いらしいので、「無料」という点では「Google日本語入力」もアリかもしれません。